あと60年のLifelog

アラフォーママの日常

母のこと


母が施設に入った。

入退院を繰り返していた病院から、退院と同時に特別養護老人ホームへ。


先日、夫と面会に行ってきた。

比較的新しい建物で、ロビーは広くて清潔、受付の方は親切だったし、介護士の方達も挨拶をして下さった。
これだけでも何だか安心。

車椅子で連れてきてもらった母は、病院にいた時より顔色が良くなっていた。身体は痩せ細っていたけれど、おしゃべりもたくさん出来ている。頭はとてもしっかりしていた。


私が小学生の時に病気を発症して、かれこれ30年。(30年Σ(゚ロ゚;))

ずっと前向きで希望を捨てない母なのに、もう自分の家に帰ることもないんだなぁと思うと妙に心細い気持ちになる。

親の『痛い辛い』の中で育った子供時代とは、また違う種類の心細さ。

よく分からないけど、たぶん私も親になったり歳を取ったりして、年々感じる心身の不調やら生活の不安やらと相まってしょんぼりとしてしまうのかなと思う。


帰り際、母は何度も、また来てねと繰り返していた。寂しいからと。
たくさんの人と一緒にいてもやっぱり寂しいし、いつまでも家に帰りたいんだろうなぁ。

と、考えると沈むよね(._.)


まぁでも。

常に落ち着きなくやかましい娘がいてくれるので、良くも悪くも、母のことだけを考えている余裕がない。

ふとした瞬間に思い出しては落ち込み、忙しさに忘れて浮き上がり、また落ち込んではおやつでも食べながら浮上する。

毎日気ぜわしく過ごしながら、気持ちの浮き沈みを何とかコントロールしつつ(全然出来てないけど)

先へ進んで行くしかないんだなぁ。