あと60年のLifelog

アラフォーママの日常

ささやかな100個を

新しい手帳を買うと書きたくなる『wishlist』

やりたいことや欲しいもの、行きたい場所。100個を目標にどんどん書いていく。

年の瀬は子供の休みで書けたものではないので、毎年この時期に意気揚々と新しい手帳を買い、ついでに新しいボールペンとシールと付箋も買ったりして、希望のページを埋めていく。

そして、年が明ける頃にはすっかり忘れてしまうのだ。

でも、それはそれで正解。

自分で考えて書いたことは脳に記憶され、1年かけて無意識のうちに少しずつ叶えていき、新しいリストを書く頃に読み返すとあら不思議、結構な数の願いが叶っているらしい。

書く、という行為で自分の潜在意識に刻まれていくのだ。たぶん。

と、ここまで考えてみたところで今年の『wishlist』を開いてみた。

毎年、マンスリーだけが活躍する私の手帳。

見開きいっぱいの希望の中、叶ったものにマーカーでチェックを入れていく。

・花火をする
・プールに行く
プラネタリウムに行く
・お祭りに行く
・動物園に行く

なんということだろう。

5個しか叶っていなかった。しかも願いというより、子育てファミリーの休日の予定。

どうしたあとの95個…。

このあと年末までにいけそうなのは『子供に習い事をさせる』
これは予定があるのでギリギリOK。

『大晦日をゆっくり過ごす』
自分でゆっくりと思えばゆっくりなのだから叶えてみせよう。それでも計7個。

100個のうち、1割も叶っていないのである。

何故か。

そりゃそうだろう、私のリストは『宝くじで2等以上に当選する』からスタートしているのだ。

高額当選から始まる高額な願い。

旅行に行く、大型家電を新調する、家を買う、車を買うなど、総額恐ろしい強欲リストになっていたのだ。

何を考えていたのか去年の私。

お高い夢を連ねすぎて疲れたのか、途中休憩で書いた家族イベントだけは軒並み叶っている。

大きすぎる夢や目標は1年では難しいし、欲深い見開きはチカチカ眩しく気恥ずかしい。

来年の手帳に書くwishlistは、もう少し叶いそうな(叶えていけそうな)小さくて豊かな夢でいっぱいにしたいと心から思った。

食べてみたいもの。足をのばせば行ける場所。小さくても気持ちが上がるご褒美。家族で喜べるイベント。

100個のうち、少しは大きくて遠くて難しそうな夢ものせながら、来年ふと思い出して開いた手帳が鮮やかなものとなりますように。